Share

ありそうでないテンプレは突然に 前編

Author: 靴下 香
last update Petsa ng paglalathala: 2026-06-03 07:53:14

 人間、分不相応な金の手に入れ方をしてしまうとダメだなと思う。

 宝くじの一等を当ててしまった人は、抜け殻のような毎日を送るようになってしまうなんてのは本当の話なんだろう。

 いや、そんな話に比べればスケールはもっと小さいし、ただの言い訳なのかもしれないけど。

 大学卒業を目前に控えても内定を貰うどころか何処の面接も受けないまま卒業してしまったのは、並べられた求人票の月給を、一週間程度で稼げてしまうバイトで常識をおかしくしまったせいだと言いたい。

「――ここがマンション、セルヴィスね」

 スマホから案内を終了しますという音声が流れ、見上げたのは3階建て、総部屋数21のマンションがあった。

 腐っても外国語大学卒業生、バイトを辞めたら、一年二年くらい海外へワーカーとして飛ぶのもありかなんて思っていた時だ、マンションの管理人を頼めないかと親父から言われたのは。

「人々に奉仕する、なんて名前の割には……いや、何も言うまい」

 駅から徒歩15分、一番近い路線バスまでには10分、駐車場は近隣の青空駐車場と契約している築15年のマンションだ、はっきり言って立地条件から考えれば人気になる要素がない。

 あるいは、家賃条件だけを切り取って奉仕精神を謳っているのかもしれないな、3LDKの部屋とワンルームタイプどちらを見ても格安と言えるだろう。

「まぁとりあえず他の人が見つかるまでって話だし、っと。こんにちは」

「え、あ……あ、あぁ。今日から来られるって言う?」

「ええ、八雲大地と言います。よろしくお願いします」

「こ、こちらこそ。306号室の早瀬美香と言います、よろしくお願いします」

 入り口の裏手から現れた女の人へと挨拶してみれば、何故か少し慌てたように頭を下げられた。

 この先は確かゴミ捨て場、だったか?

 確かにゴミ捨ての時間にしては少し遅いし、管理人としては注意した方が良いのかもしれないが。

「あぁ、そうバツが悪そうにしないで下さい。堅苦しく規則だなんだというつもりはありませんし、まだ管理人の実感もないですので」

「そ、そう、ですか。はい、えぇと……気を付けますね、ごめんなさい」

 気さくにしたつもりだったけど、効果はあまりなかったみたいで、会った時から浮かんでいた暗い表情は晴れず、そのままぺこぺこと謝りながらマンションへと入って行かれた。

 ……うーむ。

「俺、怖い顔とか言われたことはないんだけどな」

 イケメンとも言われたことはなかったが、少なくとも距離を置かれる容姿ではない、そこら辺はバイトのお客さんに保証してもらったことだし大丈夫だと思う。

 最後まで目を合わせられなかったし、何か怯えられているような感じのままだった。

 いや、誰かと関わるのが苦手って人なのかもしれないし、ただの管理人に愛想を振りまく必要もないのも確かだが。

「……美人、だったなぁ」

 もしかしたらエロい目で見てしまっていたのかもしれない。

 や、でもさ、中々なお胸とお尻を持っておられるというのに、Vネックシャツとデニムショーパンなんて薄着で出てきたらさ、ダメじゃない?

 男って悲しい生き物なんだよなって、まさかそんなことを一発目から実感することになるとは思わなかったよ。

「でも、指輪してたし……うん、気を付けよう」

 ちょっとプリンになっちゃっているけど肩甲骨あたりにまで届くキレイな茶髪と、いくつなんだろう若妻って言葉が似合う幼さに反した体つき。

 旦那が羨ましいね、俺だったら毎晩絶対お励みすることを誓っちゃうよ。何ならバ先でお客さんとして来てくれていたら、ドロドロになるまで――っと。

「いかんいかん、さっさと管理人室へ行こう」

 目の保養になった。そんな位の感想に落ち着かせながら、ロック解除ナンバーを押した。

 管理人室は三階と同じ間取りとは聞いていたけども。

「一人暮らしで3LDKはちょっと広すぎるな」

 荷物を片付けて簡単に掃除をしてみたは良いけれど、この広さをこれからしばらく一人でと考えるとげんなりしてきた。昼前に着いたのにもう夕方だ。

 元々備え付けの備品として置かれていたのか、前任者が置いていったのかはわからない冷蔵庫にしても大きすぎるし、食器類も到底使い切れないほどある。

 率直に言ってちょっとどころではなく持て余してしまうよね。

「バリアフリー、防音、システムキッチン……ここら辺の設備は、割とちゃんとしてるし。なるほど、立地以外は良い感じなんだな」

 空き部屋が無いというのもわかる気がする。

 一階はワンルームタイプ、二階三階は3LDK、その全てに入居者がいることでどれだけ儲けているのかなんてわからないけれど、元は取れているのだろう。

「とりあえずマニュアルは、っと。あったあった」

 口頭でざっくりとこういう仕事だって言うのは親父から聞いているけど、それだけじゃあないだろう。

「んー……と言っても、そんな仕事があるわけじゃない、か」

 マンション共有部分の点検やら掃除やら、この辺りは事前に聞いていた内容そのまま。

 前任の管理人は歳も歳だったし、基本的に業者で済ましていたみたいだけど……経費を浮かせばその分俺の給料が増えるって約束だし、出来る事はやりたい。

 差し当って掃除とかは俺でもできることだし、大掛かりな清掃や専門的な点検だけ業者に依頼して細々としたのは自分でやろう。帳簿を見たら週に二回廊下掃除をしてもらっただけでも中々の金を取られているみたいだし。

「後は住民の相談受付業務、ね」

 と言っても精々水道の調子が悪いとかそんな感じの相談とかになるんだろうが。

 時間を見つけて前任者にどんな相談があったのかとかどういう対処をしていたのか聞いてみるべきかね。

「……何真面目にやろうとしてるんだか」

 ふと我に返った。

 次の職が見つかるまでの繋ぎってつもりだし、親父もそのつもりだから次の管理人を探しているんだ、程々にやればいい。

「腹、減ったな」

 我に返ればいい時間であることを思い出した、そりゃ腹も減るよ。

 適当に宅配でも頼もうかとスマホを触った時に。

「うん?」

 チャイムが鳴った。

 当然だが管理人室へ訪れるということは何かしらの相談をしに来たということだろうが。

「一日目、なんだけどなぁ。むしろ俺が教えて欲しいくらいなんだけど。さて、誰が――っと」

 玄関モニターに映っていた、その人は。

『す、すみません、えと、その……晩御飯、作りすぎて、しまいまして』

 何かが入った小鍋の上にご立派なお胸を乗せた、早瀬さんだった。

Patuloy na basahin ang aklat na ito nang libre
I-scan ang code upang i-download ang App

Pinakabagong kabanata

  • 敏腕マッサージ師、ワケアリスケベ女が集まるマンションの管理人になる   新しい契約と気がかり

     結局のところ、リナはセックスにハマってしまったと言えるだろう。 俺から言うのならハマらせたって形に違いないけれど、ああできるのは俺だけって部分はわかってもらえたと思う。「そう、ネ。しばらく、火遊びはしちゃうかもしれないケド」「火遊びで済むならそれでいいんじゃないかな?」「それも、そうネ」 なんて。 すっかりエリーとお話する時はここって決まってしまった喫茶店で話している。 エリーは火遊びのことを苦笑いで飲み込んだ。 自分が火遊びが高じてリナを身籠ったことに繋がったと思えば、反論は出来ないだろうがそうじゃない。「恋がどうたら、愛がどうたら。少なくとも、お気持ちがついていかないセックスで俺以上の快楽を得られることはないよ」「っ……もう、それこそ反論、できないワ」 ほにゃりと、随分と表情が豊かになったなと今度は俺が苦笑いする側となってしまった。 傍から見れば無表情に近いんだろうけど……あるいは俺がエリーの表情変化を気づけるようになったなんて思うべきかもしれないな。「ある意味可哀想なのかもしれない。セックスにあれだけ才能があるリナだ、誰と寝てもある程度気持ち良くなれるかもしれないが、あの域をハジメテで知ってしまったから……満足ってとこから見れば、なぁ」 良いセックスを教えられたとも、悪いセックスを教えてしまったとも言える。 やっぱり俺はプロ、元プロなのだ。 それこそ、同業者レベルのテクがないとリナを本当の意味で満足はさせられない可能性が高くなってしまった。 それが狙いだったとも言えるけれど、恐らく普通の人が積み重ねるだろう性行為の段階をすっ飛ばした弊害はあるのだ。「あラ? そこに、責任を持ってくれるんでショ?」「……もちろん、だけどさ」 あっけらかんとまぁないね。ちょっと俺のこと信用しすぎじゃない?「心配しなくていいワ。やっぱりワタシの子、なんて言うべきなのかしラ? だから、ダイチに責任もって、なんて言ったのだと思ウ」「悪い女、それも二人に捕まったって言いたいんだよ」「フフッ! よく、言うワ♡」 思わずがくりと俯いてしまえば、その頭をエリーが優しく撫でて来て。「これで良かったのヨ。ワタシがダイチを必要としなくなる時は、そもそもセックスを必要としなくなった時でしょうシ、リナがあなたを必要としなくなった時は、本当の意味で自立す

  • 敏腕マッサージ師、ワケアリスケベ女が集まるマンションの管理人になる   あやふやな責任の取り方

    「……やっちまった、なぁ」 気づけば朝だった。 なんかもう部屋もお互いの身体もいろんな体液でかぴかぴだったし、悲惨と言うか凄惨と言うかそんな感じ。 一足先に我に返って、続いてトんでた二人が覚醒して、揃って似たように照れながら、気まずいようなこそばゆいような朝食を終えて。「エ、と……ありがとう、ございまシタ」「感謝してくれるってので、何かほっとしたよ」 キッチンでエリーが皿を片してくれてる中、目の前のイスに座っているリナちゃんがそう言った。「とても、気持ち良かった、のは本当で。とても、恥ずかしかったのも、本当、なのですが何より」「すっきり、しただろう?」「……ハイ」 ストレスを無自覚にため込んでしまうタイプ、とでも言うのか。 リナちゃんは溜まっているものに気づけず、好奇心と言う言葉で塗装した蓋で爆発しないように押さえつけていた。「流され方、ってのは結構大事なものだと俺は思う」「流され方、デスカ?」「そう。あるいは想像力とでも言うのかな? これは流されていいのか、ダメなのかを考える力」「……考える、力」 好奇心と言う塗装のせいで、願望は上手く蓋を出来ていたけど代わりにブレーキが利かなくなっていた。 もっと早く気付くべきだったのかもしれないというのもある、どう考えてもホストに興味を持つ、それこそ保護者同伴であってもなんて言う時点で、もっともっとおかしいと、注意を払ってリナちゃんを観察するべきだったと。「エリーが色々寛容と言うか、緩いってのも一因なんだろうけどな」「……」 わざとエリーに聞こえるように言ってみたがどうにも反応は帰って来ず聞こえないふりをされた。 おい、もう皿洗い終わってんのわかってんだぞ。 それは父親の仕事だとでも言いたいのか? 俺はこんなかわいい娘を持った覚えはねぇっての。「はぁ。ともあれ、少し前までのリナちゃんは自己抑圧の限界が近かったんだろう願望と好奇心が混ざりつつあった、んだと思う。要するに不安定な状態だった。急がなきゃならなかった、とまでは言わないけれど、悪くない形で発散する必要があった」「だから、こんなに、すっきりしているって、ことですカ」 単純にセックスはストレス発散になるってのもあるが、今回に限ってリナちゃんにとってはそうだろう。 同時に、やっぱり誰が発散相手になるかって言う部分も大切だっ

  • 敏腕マッサージ師、ワケアリスケベ女が集まるマンションの管理人になる   親子丼 後編

    「んにゃぁっ♡ ん、んぅっ♡ や、やだっ♡ ぴ、ぴりぴりって♡ びくびく♡ しちゃい、マスっ♡」 率直に言えばこの異常な状況で気持ち良さを感じられるってのは才能があるよねと。 今更になって思うが、ある意味こうして手元に囲おうとしているのは正解なのだろうとも思う。「ひ、あぁっ♡ やだっ♡ やらぁっ♡ なにか、キちゃいますっ♡ ぐぐぅっ♡ って♡ ぱちぱちぃってぇ♡」「うふふ♡ いいのよリナ♡ 我慢しないで? それがイくっていうことなの♡ ダイチを信用して♡ 身を任せて♡」「こ、これがイく? イくって言うんデスカっ♡ はいっ♡ リナ、りなっ♡ イきますっ♡ イクイクッ♡ いくぅっ♡」 クリトリスを触り始めて少し、いや本当に少ししか経っていないにも関わらず小さく潮を吹いてリナちゃんは絶頂した。 感じやすすぎるだろう、敏感にもほどがある。 あるいは、こんなことを思うのはアレなのかもしれないが、無理やり封じ込めていたものがあふれかえってしまっているようなものなのかもしれない。「エッチだなぁ、リナちゃんは」「り、りな♡ えっちなんか、じゃ、あぁ♡ ひんっ♡」 アクメからの回復も早く、再びクリトリスへ触れてもくすぐったさよりも気持ち良さが強い、ね。 こりゃもう才能って言うか、エロに関する天才だ。 未開発でこれかよと脱帽せざるを得ない。 夜の人間じゃあなくとも、いや違うからこそ多少の悪意で容易に落ちる、染まってしまう。「エッチじゃない? お母さんの前でこんな気持ちよさそうにして、アクメまでしちゃってそりゃあないんじゃない?」「だっ、だって♡ だってぇ♡ ち、ちがうもんっ♡ り、リナ♡ えっちなんかじゃない――んきゅっ♡」 認められないリナちゃんのクリトリスを摘まんで黙らせる。 リナちゃんはここで正しく落とさないといけないだろう。 正しくこれが異常であること、そして俺だけがこの場を提供できて、操れるということを教えつけないといけない。 そうする事こそが、翻ってリナちゃんを性的な悪意から保護することに繋がる。「ちょっとクリを弄っただけで潮吹いちゃう子がエッチじゃないって?」「ん、にゃあぁっ♡ らって、ら、ってぇ♡ そ、れは♡ そ、れはぁっ♡」 俺だからできるとか、俺にしかできないとかじゃない。 俺は、こうすることしか出来ないから。「そ

  • 敏腕マッサージ師、ワケアリスケベ女が集まるマンションの管理人になる   親子丼 前編

     何をどうしてこうなった。「うふふ♡」「あ、う……、あ、あぁ♡」 目の前には仰向けで横たわるエリーの上に、リナちゃんがうつ伏せで、抱きしめ合うかのようにいる。 エリーの肉感的で大きな臀部とは対照的に、圧倒的な若さを感じる小ぶりな張りのあるリナちゃんのケツ。 その二つから伸びる足が、熟した割れ目と、ぴったり閉じたスジを見せつけるかのように開かれていた。「正直、めちゃくちゃ興奮するのは、そうなんだけど」「役得というのだったかしら?」「そこまで割り切るのはどうなんだよ……」 いや、ほんとにエロ過ぎる光景だって認識はある。 ぶっちゃけ、コントロールするまでもなくチンコは痛いくらいにギンギンだ。 エリーが自分の足を使って、半ば無理やりリナちゃんの局所を見せつけるように開脚させていて。「っ~~♡」 後ろ髪の間から見えるリナちゃんの耳はこれ以上ないほど真っ赤だ。 顔なんて見るまでもないだろう、俺に見せないようエリーの胸へと顔を埋めて視線から逃れようとしている。「もう、赤ちゃんじゃあ、ないんだかラ♡」「あ、う、うぅう……」 そんなリナちゃんの頭をエリーが優しく撫でた。 母親の顔、にしては状況が色々おかしいが、母と女が混じった何とも言えないスケベな表情だよね、まったく。「リナちゃん? 無理しなくて、いいんだよ?」 思わず口にしてしまった。 恥ずかしくて逃げ出したいと思っているだろうことなんてわかってるんだから、ただ恥をかかせてしまうだけの台詞なんだけども、つい。「う、あ、か、かんりにん、さん……」 ふるふると身体を震わせながらリナちゃんが俺へと振り向いた。 予想通りその顔は真っ赤だったけど、その瞳は。「り、リナ、り、なぁ……」 期待と情欲が混じった色をしていて。「かんりにん、さんに、シて、ほしい、です……ま、ママをあんなにしちゃうようなの、りなにも、してぇ♡」 何処で知ったのか、それともオスを誘う本能か。 片手で自分の尻を開き、メスの部分を大きく見えるようにしながらそんなことを言った。 ……蛙の子は蛙、って言うのは言葉が悪いか。 それでも俺を誘ったリナちゃんの表情はエリーそっくりだ。「ふふっ♡ ダイチ? リナは、こう言っているけれド?」「そんな女にこれ以上の恥をかかせるの? みたいな顔しないでくれ。こんな状況、流石に

  • 敏腕マッサージ師、ワケアリスケベ女が集まるマンションの管理人になる   エレオノーレという女③

     拙い、という言葉は間違っているかしら。 間違っているのだとするのなら、幼稚とでも言うのか……日本語は、難しいわね。 ただ、だから何だというのだろう。「素敵、だったわ♡」「エリーこそ」 絶頂の余韻を噛み締めながら、目の前にあるダイチへとほほ笑む。 この、心の奥が満たされたような心地がたまらない。 あの夜のような激しさもなかった。 娘の前であることなんてすぐに忘れてしまった。 ただただ、目の前にいる人を欲して。 欲した相手に満たされるという感覚が。「あぁ……」 懐かしいと言うべきなのか、初めてと言うべきなのか。 瞼を閉じれば目の端から涙が零れた。 そうだ、こうだ、セックスとは、情交とは、こうだったって。「ダイチ」「うん?」 もうきっと離れられない、離れられる自分を想像できない。 新しいパートナーを探しても、理想以上にリナの父親をしてくれる男を見つけても。 私は、エレオノーレ・ルサックという女は。「ありがとう」「どういたしまして」 これが最後の恋だと確信してしまったから。 そうしたいと、心の底から思ってしまったから。「ん……」 そんなことを思いながらダイチを見つめていると、優しく唇を重ねてくれた。 本当にずるい人だ。 素人感を出してくれたと思えばすぐにプロなことをしてくれる。「んっ!?」 どれだけ女を泣かしてきたのか、あるいは無自覚に誑し込んできたのか。 ちょっと悔しいなんて思って、ダイチの下唇を嚙んでみた。「ぷぁっ……夢の時間は終わり、ってか?」「他ならないあなたが起こしたのよ? 酷い人ね、あなたは」 ダイチの頬へと両手を添えて、額と額を重ねる。「クズな自覚はあるよ」「不幸にしちゃイヤよ?」「前向きに善処する」「もうっ、変な所で日本人にならないで」 快楽が身体から引いていく。 それでも心の中は温かいままで。「あ」「うん? どうした?」 どれだけ夢中になっていたのか、母親失格だって言うのは今更だけどリナのことを思い出した。 忘れていたのはダイチも同じだろう、ピンとこない様子の顔から眼を離してリナがいたところへ視線を移せば。「んっ♡ んんぅっ♡ ま、まぁ……♡ かんりにん、さぁんっ……♡」 ……あぁ、もう、こういう時どういう顔をすればいいのか、何と言えば良いのか。「……あー」「

  • 敏腕マッサージ師、ワケアリスケベ女が集まるマンションの管理人になる   リナという少女③

     ドキドキ、する。「大丈夫か?」「え、えぇ……でも」「わかってる。このまま少し止まっておくから」「……くすっ。もう、ほんとに……ありがとう」 この前とは、違う、全然違う。 何が違うのかは、わからない。わからないけれど。「むずむず、しちゃ、ぅ」 ママの管理人さんを見つめる目が。 管理人さんがママへ向ける微笑みが。 ……その二つともが、リナに欲しい、なんて、思ってしまう。「んっ……♡ あ、ぅ……ほ、ほんとに、ずる、ぃ♡」「何のことやら」「んあぁっ♡ そ、そんなところが、とって、も、ぉ♡」 何をしているのか。 よく見れば管理人さんの腰が本当に少しだけ動いている。 ぴたりとママのおまたの間でひっついて、くいくい、って。「あっ♡ んんぅっ♡」 その度、ママがぴくぴくと反応して、自分の指を咥えた唇の間からあまい吐息が漏れている。 ……気持ち、いいんだってわかる。「ね、ねぇ♡ だい、ちぃ♡」「まだだって。もっとゆっくり、ほぐしてやるから」「ひ、んっ♡ や、やだぁ♡ お、おっぱいの先、いぢめない、でぇ♡」 管理人さんは腰の動きをそのままに、ママのおっぱいを揉み始めた。 ぐにっと何度か揉んだ後、指先で固くなってるママの乳首をこりこりと。「……んんぅ」 ……あれ? 今の、声は誰のだろう?「り、な……ひ、んっ♡」 あぁ、いつの間に。 いつのまにリナは、自分の胸を揉んでるのですか。 慌てて手を離したとき、不意に管理人さんと目が合って。「う、うぅ……」 良いんだよ、気にしないよ、なんて微笑まれてしまった。 いや、だな。 見透かされてると、思う。 リナがわからない、リナの何かを、見透かされてる。 でも。「エリー?」「んっ♡ んぅっ♡ い、言っておく、ケド♡ もう母乳は、でない、かラぁっ♡」「そりゃ残念」「んあぁっ♡ だ、だかラっ♡ でない、ってぇっ♡ そ、そんなに吸わない、でェっ♡ のび、ちゃうぅっ♡」 不思議と恥ずかしくは無くなった。 当たり前に娘の前でセックスを披露するなんておかしい光景だ、そうらしい。 なら、一番恥ずかしいのはママと管理人さんで、そんな光景を前にしてリナが――。「きもち、よく……なっても、イイ、ヨネ?」 無意識にではなく、しっかりと。「んっ♡」 管理人さんの手つきを真似して、自

  • 敏腕マッサージ師、ワケアリスケベ女が集まるマンションの管理人になる   事後の取引

    「――う、ん……あ、れ?」 「あぁ、起きましたか?」 「かん、りにん……さん? へっ!? きゃあっ!?」 さて、10分と少しくらいだろうか? 盛大にイった早瀬さんの意識が戻ったのは。  身を起こしてきょろきょろと周りを見渡し、状況が理解できたのか思い出せたのか、身体を隠すために再び布団へと潜り込まれてしまった。 なんともまぁお可愛らしいことなんて思いつつ、ビンタの一発が飛んでこなかったことを喜ぶことにしよう。「……どう、してですか?」 「トんでる間に好き放題しなかった理由ですか? それならマッサージで気持ちよくなってもらいたかったからであって、レイプしたかったわけじゃないからで

  • 敏腕マッサージ師、ワケアリスケベ女が集まるマンションの管理人になる   終わらないマッサージ

    「一つ、合言葉を決めましょうか」 「あいことば、ですか?」 本当にこの人は何歳なんだろう、同い年だと言われても全然納得できる。  張りのありそうな胸を腕で隠しながらそっぽを向いて、それでも何処か期待しているかのような濡れた瞳を前にして安心のために提案を一つ。「触られたくないと思ったり、これ以上は嫌だと感じたら助けてと言って下さい」 「……助けてって、言えばそこは触らないってことですか?」 「と、言うよりはそこで終わりですね」 内心で小さく笑ってしまう。  元々この性交渉を望んできたのは早瀬さんだ、続けるか終わるかの選択は俺が持っているべきだと言うのに。「わかり、

  • 敏腕マッサージ師、ワケアリスケベ女が集まるマンションの管理人になる   ただのマッサージ

     マッサージで得られる気持ちよさと、性的な快楽と言うものはコインの裏表のようなもの。「ふ、うぅん……管理人さん、上手、なんですね」 「実はマッサージのバイトをしてたことがありまして。ちょっとしたものでしょう?」  全てはどう認識しているかなのだ。  マッサージでマンコは濡れないが、愛撫だと頭が認識したのなら濡れていく。「そう、なんです、か?」 「ええ。知ってますか? 大学生はバイトするために大学へ行くんですよ」 「ん、んんぅ……ふふ。何、それ。初めて聞きました」 「熱心にバイトを頑張ったからか、結構お店でも人気だったんです。指名だって、多かったんですよ?」 視線も一つの接触

  • 敏腕マッサージ師、ワケアリスケベ女が集まるマンションの管理人になる   取り引きは唐突に

     なんとも言えないアンバランスさ。 誘惑というには悪意とか邪気とでも言うのか、そんな邪な雰囲気が足りず。 天然というには何処となく狙っているとでも言うのか、俺の視線を胸元だなんだに向けようとさせる仕草が伺える。 だからではないが、俺としてもどうすればいいのかわからないままでなんとも気まずい感じ。 ただ、絶対的に間違いなく言える事があって。「――ご馳走様でした。めちゃくちゃ、美味かったです」「お、お粗末様でした。お口に合って、嬉しかったです」 早瀬さんが作った肉じゃがは、絶品モノだった。 おふくろの味を恋しく思うにはまだ早すぎるだろうが、この人の作るメシをおふくろの味にするだろ

Higit pang Kabanata
Galugarin at basahin ang magagandang nobela
Libreng basahin ang magagandang nobela sa GoodNovel app. I-download ang mga librong gusto mo at basahin kahit saan at anumang oras.
Libreng basahin ang mga aklat sa app
I-scan ang code para mabasa sa App
DMCA.com Protection Status